クソ開拓日誌

旅行とか行ったら書きたいです、適当に見てってね

北舟岡、小幌

この前というかブログっぽい文章を書くのがクソ遅いのでクソ前ですが、友達が期限ギリギリの青春18きっぷ3回分を持て余してしまったので、日帰り旅行に行かなイカ?って話になりました。1人そのあと急にバイトのシフトたくさん入れられて行けなくなったのでとりあえず2人で行くことになったんですけども…

2人とも青春18きっぷで得することしか考えていないので室蘭本線経由の道央あたりを一周することにしました。

日程はこんな感じです

0848札幌発 ~ 1241伊達紋別

1356伊達紋別発 〜 1359北舟岡着

1423北舟岡発 〜 1510小幌着

1738小幌発 〜 2354札幌着

一応目的地は北舟岡駅と小幌駅ですね、伊達紋別はごはん休憩です

 

①北舟岡駅

北舟岡駅はいわゆる「海の見える駅」です、せっかく友達が来るし、小幌以外にもう1つぐらい楽しみがないと面白くないよな…ってマップ見てたらとんでもなく海に近いこの駅を見つけました。

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いや近すぎかて…

 

さて、

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着きました!!!プシュー(ドアの開く音)ザバーーン!!!!ザバーーン!!!!!!!!

あまりにも近すぎる!!!!これ大丈夫か?ツバルより先に温暖化で沈みそう…

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海側のホームへは歩道橋で渡ります。(道じゃないけどね…)上の写真は歩道橋から撮った伊達紋別方面(西向き)の眺めです。奥にあるのが有珠山です、あの右側に洞爺湖があるはず

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駅から陸側の住宅地には階段を登って行くのでそこから駅を撮るとこんないい感じの写真が簡単に撮れちゃいます。駅あたりの設計者さんなかなか粋なことしますね、おじさんおかしあげちゃうよ

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なんかポーズとってって言われて咄嗟に選んだのがこれです。いや何の受験だよ

駅周辺は住宅地になってますが、駅の方は当然のように無人駅です。階段を登った先には待合室みたいなのがあってそこに駅ノートとかが置かれています。たくさんの人がここの駅を素晴らしいって言ってて嬉しくなっちゃいます

ちなみにこの駅、海辺の駅を網羅している筆者の大好きなサイト海の見える駅 〜徒歩0分の景勝地〜でもちゃんと書かれています。秘境駅は別に好きじゃないって人もこのサイトにはハマるかも!見てみよう!

 

小幌駅

今回のメインイベントです。

秘境駅はあまり知らないけど小幌駅だけは聞いたことがある、って人もいるのではないでしょうか?いない?いないかぁ…

小幌駅がどれだけやばいかを説明する時、大抵上空からの写真を見せます。

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????山の中なのになんで駅があるんですか!???!??

小幌駅秘境駅の中でも3つぐらいしかない、「徒歩でも脱出が基本不可能な駅」です。駅の両端はトンネルで、南側は断崖絶壁の海、北側は急斜面です。あと駅の北を通ってる道路は駅からだいぶ高いところにあるので行けません。

どうしてこんなところに駅が作られたのかというと、まずこの駅もとは信号場だったんですね。

今は昔、戦時中の石炭需要に合わせて蒸気機関車がシコシコ運行していたんですが、この辺りの区間はひたすら山の中をトンネルぶち抜いて1本の線路で進む区間だったもんで、列車の行き違いだったり待ち合わせを行うところが欲しかったわけです。それでトンネルの間にあるちょっと開けたここがそれを行う信号場に選ばれたわけなんです。

その信号場が後に格上げされて駅になったわけです。はえ

長くなりましたが、実際の写真です。

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来た方向(室蘭方面)です。

トンネル横にある階段らしきものから上に登れそうですが、地図にもないし帰ってこれなくなりそうなのでやめます

あ、俺この「帰れなくなる」って言葉が一番怖いと思うんですよ。すごい心細くなるというか、もう戻れないっていうのは不安が付きまといますね…人生も……まあいいや

この写真の反対側のホームになんか駅ノートとかが入ってるゴミ箱だっけ?があります。自分はなんか普通のこと書くのが嫌だったんで「きゅうりの英語読みがキューカンバーなの、作為的なものを感じる」って書きました。今でも何書いてんだよ…と後悔しています

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その反対側のホームから海側を見た写真です。夏とかは木々で隠れて海が見えなくなりそうですが、ちょうど雪もなく木も葉っぱリロードしてないのでよく海が見えますね。

この前の広場を歩いていくと分かれ道っぽくなり、3つの選択肢が現れます。

①右に行く

ちょっと登りになる道です。単刀直入に言うと、こっちには行かない方がいいです。

この道を歩いていくとそのうち崖になり、前方にめちゃくちゃデカい立岩が現れます。

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この下の海岸に行け、と道はこの先の急斜面というか崖を指していますが、これが本当に危ない…ジグザグに下っていく感じですが足元が全く信用ならないので木に括り付けられたロープに頼るしかないのですが、それも全く信用ならない……

少し下ったあとハシゴが現れるのですが、普通に老朽化しててハシゴごと滑り落ちそうで、どっかの国で4階ぐらいから落ちてそのまま動かなくなった学生の話を思い出して怖くなったので、自分らはここで引き返すことにしました。

②真っ直ぐ行く

まっすぐ行くと文太郎浜という海岸に出るみたいです。自分らは他の2つを選びましたが、これが一番楽なルートだとか。よく知らないのでこんぐらいしか書けません>< ごめんねえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!

③左に行く

なんかRPGの分岐みたいですね。ワクワクしてきました。こっちの道は小幌海岸、そして岩屋洞窟に続いています。こっちも少しハードです。

行くとまず細い道を登らされて、その後ジグザグに下らされます。普通に道が悪いのでゆっくり進まなければならず、30分ぐらいかかります。なんか倒木もありました。2mぐらいの小川渡りもあります。ほんとに令和ですか?

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上から見た海岸…

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はい!下からみた!小幌海岸!

天気悪いんでクソ海岸に見えますが水は透き通ってて夏とかだったらいい海水浴場になるんじゃないでしょうか。今度キャンプとかしてみたい

あと海に作られているあれは何だろう…誰が何のために作ったんだろう…船の発着場でもないし…実験施設?よくわからん

右に洞窟があります、仏様をバシャリするのは気が引けたので写真はありません。自分で確かめてこい!!!👊😆

さて、この前富良野行った時も使ったシングルバーナーとコッヘル使ってこの海岸で2人でカップラーメン食べて優勝!っていうのが本日の流れだったんですが、洞窟の中を見ていてふとカップ麺の方を振り向くと、、なんとカラスが俺のカレーメシを持って飛び去っていきやがり、崖の中腹に止まってパクパク食い始めやがりました。

これは流石に鳥獣保護法違反もやむ無し、と「○○○○!!!」って連呼しながら投石しまくったんですが崖が遠くて全く届きませんでした…人間の無力さを痛感した瞬間でしたね、将来の夢は鳥になることにします

 

そんなところ!小幌駅レポは以上です!

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今日のっけたスケジュールみたいな感じで札幌から日帰りで行けちゃうんで、旅行で北海道来た人もぜひ行ってみてね!!来年も廃止にならずに残ってるといいな…それでは、また